リベラルアーツダイニング第1回 powered by nichtone, INNOVATION DESIGN
和食人類学×プラネタリーヘルス〜総論&エネルギーみなぎる肴の季節到来!日本海の恵み編
大好評頂き、無事に終了しました。


人という概念を拡張し、自由にするための「食」
食を通して、人類の健康と幸福、そして、この惑星の未来を探求する。
それが、リベラルアーツ・ダイニングです。
今回は、たっぷり座学からの実食!


プラネタリーヘルスと和食人類学の中心を貫くテーマは、「人」という概念の拡張。
私は医学的に「食べる」を通して、人類を拡張してきました。


玉利氏は、文化人類学的に「和食」を通して、人類を拡張してきました。
遺伝子やジオ、人類史で過去を振り返りながらも、決してレトロスペクティブな見方でなく、プロスペクティブに圧倒的に未来志向で、未来をどうつくるかのための、今のわたしの視座を問います。


そこに、今回は、遂に、日本海側に旬が到来した!
そして、新嘗祭(翌日)である。
私が、日本海側住民としてお米をつくり、
玉利氏の細胞内の日本海DNAが騒ぎ出す季節!
ということで、我々のお米とMimoriのお酒、味噌を提供。
そして、玉利氏の日本海側のフィールドワークの結果としての「これぞ、日本海の冬!」という組み立てです。


-弥栄-
鳥取県江府町の米と水で醸したお酒
「水守」(大岩酒造 無濾過生原酒)


-肴とごはん-
石川県の「香箱がに」を日本海スタイルで
富山県氷見の「こんかいわし」
新潟県村上の「塩引き鮭」
能登の郷土料理「イカと里芋のいしる煮」
富山県朝日町の「鱈汁」
鳥取県江府町の新米きぬむすめ「nichtone米」
-肴に合わせるお酒-
石川県金沢 「加賀鳶 極寒純米」
(福光屋 無濾過生原酒)


日本海側の発酵たんぱく質ラインナップの中でも、「こんかいわし」なるものが、口の中に発酵代謝物の宇宙が繰り広げられて瞳孔が開きました。
こんな企画にいち早く駆けつけて下さったのは、かなりの濃厚なメンバー。
今年の会議でもお世話になった、サステナブル・ブランド国際会議 アカデミック・プロデューサーの青木茂樹先生や木村倫子さんもいらしてくださいました。

この企画を共に立ち上げたのは、社の理念の真ん中に「理」を置くINNOVATION DESIGNさん。
石関太朗社長には、PHIにも理事として参画頂いています。
先日、日本サスティナブルレストラン協会SRAのfood made goodアワードで3つ星を全店舗獲得され、今回、玉利氏のこだわり料理をご提供頂いた「和食と魚の小料理 KIGI」も3つ星店舗です。
SRAの下田屋理事長も駆けつけてくださいました。


「次回が楽しみ!」というお言葉を多数頂き、次は、春かなぁ…ということで、乞うご期待!
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リベラルアーツダイニングとは?
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食によって、人という概念は拡張し、自由になる。
食は、風土の記憶であり、
身体と微生物をつなぐ媒介であり、
生態系と社会が織りなす曼荼羅であり、
そして、宇宙秩序の断面である。
生命維持や欲求の充足、栄養補給、社会課題の解決――
それだけにとどまらない「食」の深淵なる世界へとディープダイブし、
文化人類学・医学・生命科学・社会学・数学など、
多角的な視点から紐解いていく。
食を通して、人類の健康と幸福、そして、この惑星の未来を探求する。
リベラルアーツ・ダイニングへ、ようこそ。
リベラルアーツ・ダイニングとは?
「食」を学際的な視点からとらえ直し、
一皿を通じて風土・生命・社会・宇宙との関係性を体感的に理解する学びの場です。
ここでは、味わうことが哲学となり、体感が思索となり、
食卓が、人類と地球の未来を探求する実験室となります。
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