プラネタリーヘルスアクション!

私たちは、プラネタリーヘルスのスピーディーな社会実装を掲げます。
2024年に開かれた国際的な組織プラネタリーヘルス・アライアンスによるマレーシアにおける国際大会において、各セクターの連携によるロードマップと待ったなしのアクションプランが提案されました。
私たちは、こうした国際的な流れを踏まえ、エビデンスからアクションへとスピード感をもって推し進めていきます。

プラネタリーヘルスを通した
地方創生2.0

プラネタリーヘルスアクション行動基準1.0として、地方の自然資本を活かし再生する流域単位でのネイチャーポジティブ経済への移行と人の健康とウェルビーイングを実現し、地方創生2.0モデルを確立します。
以下を評価基準とし、実現します。
・自然資本に基づくGNP(自然総生産:Gross Natural Product ※)の上昇
・人の健康・ウェルビーイングの向上

官民連携による民間役場を機能させ、農食歯医連携に基づき、衰退する地方の一次産業を再定義し、微生物を活かすことで土地と人の健康を高めながら新たな付加価値を生み出し、土地の歴史文化気候風土を踏まえた各地のユニークなモデルを流域単位で構築し、都市やグローバルな循環を促進させます。
関係人口の増加から二拠点居住、就農人口、移住定住の促進につなげていきます。

GNP(Gross Natural Product/自然総生産)とは
従来のGDP(国内総生産)では評価されにくい自然資本および生態系サービスの価値を経済指標として統合的に可視化する新たな概念です。単なる「産業的生産活動の総和」ではなく、以下を含む自然との共生による再生的価値創出を正当に評価する指標です。
GNPに含まれる価値の要素
1)生態系サービスの経済的価値化
 水源涵養・大気浄化・土壌形成・炭素固定などの供給・調整サービス
 在来種や伝統作物などの生物多様性価値
 自然体験や癒し・心身の回復に寄与する文化的サービス
2)自然再生による人的健康・ウェルビーイングへの貢献
 無農薬農業、在来農法、微生物資源活用による腸内・免疫・メンタルヘルスへの貢献
 フィールドワークや自然療法による非医療的ヘルスケア資源
3)自然資本の質的改善(ネイチャーポジティブ)
 生物多様性の回復、土壌微生物多様性の増加、在来種の復元など
 減少していた自然資本(例えば絶滅危惧種・湿地・棚田)の復元評価
4)ローカルな循環経済モデルによる新たな付加価値
 地域資源を活用した農・食・観光・教育・福祉の統合的経済効果
 歴史・文化・風土を基盤とした地域独自のブランド・価値創造

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