流域を身体化する水源再生

プラネタリーヘルス田んぼDAOのDAY2は、せせらぎ公園の水源再生を行いました。
人と自然を一体とし、その全体の健全性を実現するプラネタリーヘルスにおいて、水環境を洞察し、再生する力は欠かせません。
失われていた水源の再生を通して、「流域動態感受性」を取り戻し、水環境の再生を通して人と地球全体の健康「プラネタリーヘルス」を学ぶワークショップです。

微生物を含む生物、石などの非生物、これら全てを生み出す土地に愛を持って人が関わることで、その土地の力を最大化しながら、人の生命力も高まる環境をつくることができます。
その愛を教えてくれる土地おこし職人・乗松さん
そして、プラネタリーヘルスドクターズの中でも環境生態系を再生を牽引するドクター石黒の名コンビがリードして下さいました。

人の脈と土地の脈、人のニューロンと土中のニューロンは、相似形。
プラネタリーヘルスを理解するには、普遍の原理を理解すること。
環境を観察し、身体を使い、関わることで、それは頭ではなく身体化されていきます。

頭で分断していた生態系、そして流域全体の動態に再び自分が一体化することで、一粒のお米に、一口のお水に、流域動態が感じられるようになります。

これが、未来に自然社会に生きる人の当たり前の教養であり身体性だと思うのです。


例年の土砂崩れや洪水、またおさまらない山火事は、山の水の流れが滞る、いわば「動脈硬化」のようなもの。
血流不全=病気であるように、水流不全=土地の病気です。
全国に再生すべき環境はいくらでもあります。
微生物と植物によって生態系の力を高めて、「ええね!」バンザイ三唱で、「土地おこし!」
これから全国に広げていきます!

鳥取県江府町のせせらぎ公園の水源再生は2023年秋から町事業の一環としてはじまりました。
「龍の宮」に植樹をして、ようやく「龍の杜」を育てるスタートをきりました。
今後も、PHIでは、フィールドワークやワークショップなどを紹介していきます。

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