リベラルアーツダイニングとは?
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食によって、人という概念は拡張し、自由になる。
食は、風土の記憶であり、
身体と微生物をつなぐ媒介であり、
生態系と社会が織りなす曼荼羅であり、
そして、宇宙秩序の断面である。
生命維持や欲求の充足、栄養補給、社会課題の解決――
それだけにとどまらない「食」の深淵なる世界へとディープダイブし、
文化人類学・医学・生命科学・社会学・数学など、
多角的な視点から紐解いていく。
食を通して、人類の健康と幸福、そして、この惑星の未来を探求する。
リベラルアーツ・ダイニングへ、ようこそ。
リベラルアーツ・ダイニングとは?
「食」を学際的な視点からとらえ直し、
一皿を通じて風土・生命・社会・宇宙との関係性を体感的に理解する学びの場です。
ここでは、味わうことが哲学となり、体感が思索となり、
食卓が、人類と地球の未来を探求する実験室となります。
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和食人類学×幸福学=和食人類幸福学
食べるという営みによって、人は風土となり、
生き物たちが織りなす生と死のダイナミズム、そのものとなる。
人類に閉ざされた「幸福」を超え、私たちに命を与える、生きとし生けるものの「幸福」とは何か?
和食人類学研究者の玉利康延氏と共に、日本列島に成立する「和する食」を通して、
地球、生物、人の歴史、そして文化の積層を紐解いていくシリーズです。
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和食人類幸福学シーズン1

「和食人類幸福学」シーズン1は、真冬だからこそエネルギーがみなぎって美味しくなる日本海の恵みを味わいます。
日本海側にDNAルーツを持つ玉利氏の血が騒ぐこの季節。
山陰から東北まで大雪をもたらす、JPCZ(日本海寒気団収束帯)と呼ばれる風神雷神さながらの落雷天体ショーで開幕する日本海の旬。

海底深くから上昇する海洋深層水と、大陸から流れ込むアムール川に由来するフルボ酸鉄が、オホーツク海から親潮に乗る大量の植物プランクトンを育て、北の海の魚介類を大量に育てます。
その大量の小魚を食べにアラスカから帰ってくる鮭と秋刀魚、南から北上してきた鰤、産卵のために250mの海底から海水面まで上がってくるハタハタ、鱈など、たっぷり脂が乗り始めるのは、ここから3月までのスペシャルタイム。
食べる人を「タラ腹」にする日本海の本気を味わうことができます。

冬の日本海に足繁く通ってきた玉利氏のこだわりのセレクトによる、日本海の恵みを味わいながら、和食人類幸福学を紐解きます。
関連テーマ
#出雲族の系譜を紐解く
#米の道
#味噌の進化
#北前船の航路
#北の冬〜干物と鱈汁
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【日時】 11月24日(月・祝日)
【場所】 国会議事堂前 Kigi
https://kigi-tokyo.com
【参加費】 15000円(講座+食事代含む、税抜)
【申し込み】peatixより>>>こちらから
【スケジュール】
15時〜 スタート
・和食人類幸福学概論
・日本海から紐解く
(ブレイク)
17時半〜19時半 日本海の恵みを味わう
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【スピーカー】
玉利康延(文脈デザイン研究所):語り手

1979年東京生まれ。2000年代には新しい概念を社会に実装するプロジェクトに多数携わる。文化人類学者・竹村眞一氏らと環境・社会問題に取り組み、岡山県西粟倉村では地方創生の黎明期にブランディングを手がけた。2013年「東北食べる通信」創刊に参画し、グッドデザイン賞 [金賞] を受賞。文脈デザインの手法を確立し、文脈デザイン研究所を設立。現在は「和食人類学」をテーマに、執筆・講演・研究を行っている。今後は、日本各地に眠る風土や知恵を、次世代につなぐ物語として再編集する活動を構想中。効率化によって切断された文脈を繋ぎなおした事業やプロダクトが各地で生まれ広がり、我々がどう生きていくのかを問い直すきっかけをつくっている。鳥取県のプラネタリーヘルスのプロジェクトにおいて、フィールドワークを重ね、文脈デザイン、曼荼羅制作に関わる。
桐村里紗(一社プラネタリーヘルスイニシアティブ ):ガイド&聞き手

(一社)プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表理事
1980年生まれ。医師として予防医療から終末期医療まで幅広く臨床経験を積んだのち、天籟株式会社を設立。
鳥取県江府町と連携協定を結び、「大山の流域」と東京「丸の内エリア」を拠点に都市とローカルの流域を結び、プラネタリーヘルスの経済、社会基盤をつくり、地方創生2.0を推進する。
著書に、『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)他多数。
『腸と森』には、玉利氏の案内による神奈川県大井町のフィールドも紹介。
【申し込み】peatixより>>>こちらから

「和食人類学 01 和食の道編」(kindle版)
第0回ガイダンス編
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