静岡県の遠江国一宮「小國神社」の打田文博宮司様に、「プラネタリーヘルス」の考え方に大変共感をいただき、小國神社社報『玉垂』に「神道的自然観とプラネタリーヘルス〜今、世界に求められる日本の精神性」と題して寄稿させて頂きました。
プラネタリーヘルスの実現には、科学だけでなく伝統的な智慧に敬意を払い耳を傾けることが提案されています。「プラネタリーヘルス」「ネイチャーポジティブ」「リジェネレーション」など横文字の国際概念が推進されていますが、日本古来の神道的自然観や精神性は、その扇の要になるのではないかと考えます。
ご厚意により、共有させていただけることになりました。以下よりご高覧いただけます。
小國神社は、創建から1470年という非常に古い歴史があり、御神体は、大己貴命(大国主)と出雲國に深いゆかりがあります。
古来から神社内に湧く神聖な「真名井」の湧水を使い、神社関係者が杜氏となり神饌殿で「古式神酒」(どぶろく)を醸造する伝統の神社が継承されているなど、他の神社では途絶えてしまったような古来からの行事が残っている稀有な神社でありながら、令和6年には、タイのJ-PARK日本村内に小國神社の分社、「シラチャ小国神社」を創建されるなど国際的な活動にも取り組まれています。
打田宮司様からは「神社界をあげて、プラネタリーヘルスを推進したい」という心強いお言葉をいただきました。
分野を超えた連携から、多角的にプラネタリーヘルスを捉えていきたいと思います。
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